大半の大学生について離れない、第二外国語!
「英語だけでいいじゃん」という気持ちも山々ですが、どうせ時間をかけてやるのなら、役に立ちそうな言語を選びたくありませんか?
4年間で5つの外国語を勉強した、言語学専攻の院生がおすすめする第二外国語を紹介します。
目次
英語に似ている?!ドイツ語
【ラク単度★★★☆☆、役立ち度★★★☆☆】
ドイツ語は、文法が比較的わかりやすいです。
これは、規則通りに活用する動詞が多く、パターンがはっきりした文型が多いためです。
そして、英語と同じゲルマン系のため、英語と共通の単語も多いのがドイツ語。
自己紹介に使えるフレーズも、こんなに似ています。
英語とドイツ語の共通フレーズ
(英語) “My name is ○○.” (発音:マイ ネーム イズ ○○)
(ドイツ語)”Mein Name ist ○○.”(発音:マイン ナーメ イスト ○○)
(英語) “I come from Tokyo.” (発音:アイ カム フロム トーキョー)
(ドイツ語)”Ich komme aus Tokio.”(発音:イッヒ コメ アウス トーキョー)
(英語) “I am student.” (発音:アイ アム スチューデント)
(ドイツ語)”Ich bin Student.”(発音:イッヒ ビン スチュデント)
また、ドイツ語はつづりの通りに発音するため、「カタカナ読み」が通用します。
日本語と共通の母音も多いので、発音に苦労しない、珍しいヨーロッパ言語です。
ドイツ語はドイツ・オーストリア・スイス等で話されていて、どこも人気の旅行先。
片言でも話せたら役に立ちますね。
また、ドイツはEUの経済的中心国であり、国際ニュースで話題になることも多いです。
ドイツ語で新聞が読めるようになるというのも魅力的。ぜひトライしてみて。
文法がシンプル!イタリア語
【ラク単度★★★★☆、役立ち度★★★☆☆】
巻き舌ができるのであれば断然おすすめする、イタリア語。
文法の規則は少なく、主語を抜かして話しても問題ないというゆるさ。
イントネーションが独特で、歌のように抑揚がはっきりしています。
日本人にとっては、イタリアの食べ物やファッション系の単語になじんでいることもあって、勉強しやすい言語です。
卒業旅行に欠かせない、ローマやフィレンツェ、ベネチアなど観光スポットがそろっているのもポイント高し。
イタリア以外にはあんまり話されていない言葉なので、汎用性は低いかもしれませんが、学びやすさや文化的な親近感はかなり高い言語でしょう。
世界中で使える、スペイン語
【ラク単度★★★☆☆、役立ち度★★★★☆】
イタリア語と同じく、巻き舌ができるならスペイン語もおすすめ。
イタリア語よりも文法は少し難しめですが、発音も文字通りなので勉強しやすいです。
スペイン語はスペイン以外に、中南米の多くの国でも話されています。
絶景スポットで有名のペルーやボリビアをはじめ、親日家の多いメキシコやチリ、アルゼンチンでも使える言語です。
カリフォルニアやアリゾナなど、アメリカと接している地域でも話されているので、旅行先で使える確立が高いのがスペイン語といえるでしょう。
また、日本国内でもスペイン語を話せる機会は増えています。
中南米の国々と日本の縁はとても深く、在日のスペイン語話者も多いです。
二外の王道、フランス語
【ラク単度★★☆☆☆、役立ち度★★★★☆】
「難しい」と評判のフランス語ですが、二外として是非勉強したい!という挑戦者が多い王道の言語でもあります。
世界一の観光地であり、エッフェル塔やマカロンなどの華やかなイメージや、ファッション・芸術の中心としての権威は廃れないものです。
フランス語はフランス以外にも、ヨーロッパではベルギーやスイス等で話されており、第二外国語として勉強している人も多いので、汎用性はかなり高いです。
さらに、アフリカや中南米でも話されているほか、国連の公用語でもあるので国際協力や国際関係に興味のある人にとっては、避けて通れない言語ですね。
噂される通り、文法は動詞の活用が覚えにくく(例外と不規則変化ばっかり・・・)、発音しないつづりがあるなど、苦労も多いです。
例えば、Paris(パリ)も、「パリス」ではなく「パリ」と読むのですが、末尾の”s”は発音しないのです。
しかし、読み方については規則がしっかり決まっているので、一度覚えてしまうとどんなに複雑なつづりでも読めるようになります。
動詞の活用も、コツをつかんでしまえば、語順は英語とほぼ同じ。
英語と共通している単語も多く、中級以上になれば勉強量は一気に減ります。
やっぱり憧れのフランス語、ぜひチャレンジしてみては?
就活に役立てるなら、中国語
【ラク単度★★☆☆☆、役立ち度★★★★☆】
成長市場として無視できない、中国。日本国内でも、耳にすることの多い言語になりました。
就活を見据えて学ぶのであれば、おすすめできる言語です。
最大の関門は発音。独特な発声方法に加えて、母音の区別がとても難しいです。
中国語はイントネーションによって意味が変わる、「声調言語」であるためなんですね、これ。
だから、高校でたとえ漢文を勉強していたとしても、漢字がいくら得意であっても、中国語の発音からは全く漢字が想像できず、リスニングが難しいのです。
しかし文法は英語と似ていて、欧米言語に多い冠詞(The や、le/laなど)がないことに加えて、動詞の変化も覚える必要がありません。
この点は日本人にとって学びやすい言語といえます。
また、日本と文化的に近い部分があるので、ヨーロッパ言語に比べるととっつきやすい言語ともいえます。
そしてキャンパス内で中国からの留学生に遭遇する率も高い大学生。
積極的に交流して、会話力を高めることもできるのは大学生の強みでしょう!!
おすすめの第二外国語まとめ
おすすめの第二外国語として、ドイツ語・イタリア語・スペイン語・フランス語・中国語を紹介しました。
どれも一長一短ありますが、旅行で使いたいのか、将来の仕事に生かしたいのか、せっかくの機会なので考えながら選択してください!
英語は誰でもできる時代。英語に加えて、第二外国語を勉強しておけば、様々な場で活かすことが出来ますよ。
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